2019年2月19日火曜日

インパクトカンパニー 成熟企業を再成長させる、シンプルな処方箋

創業20年の中小企業にこそ可能性がある

成熟産業において、社会課題に取り組んでいる中小企業にこそ可能性がある。従来型の経営から脱し、データ分析やデジタル化に取り組むことで、中小企業は大きく躍進すると説く一冊。

■インパクトカンパニーとは
インパクトカンパニーとは、経済的に成長しながら同時に、事業を通じて社会問題の解決を目指す中小企業のことだ。大企業やベンチャー企業ほど目立たない存在ではあるが、これからの社会にとって決定的な影響力を及ぼす。

ベンチャーが0から事業を立ち上げるのに対して、インパクトカンパニーは、成熟した既存事業から、新しい成長を創り出す。その際、既存事業の延長で成長するのではなく、ビジネスモデル自体を劇的に進化させるのだが、そのプロセスには、一定のパターンがある。大抵の場合、それは会社存続の危機から始まる。業績が壁にぶつかった結果、捨てるべき事業、引き継ぐべき事業が総点検される。事業を絞り込んだ後、ほどなく自分たちにしか実現できない未来が浮かび上がる。

超短要約

大切なことは、自社の「未来に輝く強み」を知ることである。その上で、成熟企業を再成長させる「ビジネスモデル」を構築し、「勝ちパターン」を実行する。

著者 神田 昌典

1964年生まれ。経営コンサルタント アルマクリエイションズ代表取締役 大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。 多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。 2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。 2018年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。

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