組織の中で幸せになるには何が必要か
組織の中で幸せになるためには、一流の社員になることであると説き、一流の社員に必要なルールを紹介している一冊。
■組織の中で一流を目指すことで幸せになれる
どれだけ優秀な社員でも組織の中の相対評価の中で、「選ばれない」ことが往々にある。自分と周りを比べて「勝った」「負けた」と一喜一憂する気持ちはわかる。しかし、本当に大切なことは、相対競争の中での単純な勝ち負けではない。
ビジネスパーソンとして、人間として「一流」と言われる人を目指して研鑽を積むことがとても大切である。出世競争の勝ち負けや、役職、ポストと関係のない理想の社員像を目指すことこそが、組織の中で幸せに生きるために必要なことである。
「一流の社員」を目指して、研鑽を重ね、周りの人たちから「さすが」と言われるような仕事をすることで、充実感のある、楽しい人生を送ることができる。それが誇りと幸せをもたらす。
一流の社員に求められる要素は、次の10のことである。
①感受性を高めて「気づく人」になる
②「判断力」と「目的実現力」を高める
③あらゆることを勉強する
④ピンチをチャンスに変えイザという時に強い人になる
⑤人間力の高い人になる
⑥常に相手の立場になり「最善」を考える
⑦高いプロ意識を持って働きやすい職場を作る
⑧整理力を高め効率的に仕事をする
⑨愛情のある指導で人材を育成する
⑩いつも感謝と笑顔を忘れずに
著者 一泉 知由
日本ゼネラルフード 代表取締役副社長 大学卒業後、1975年東京海上火災保険に入社。トヨタ自動車、トヨタ自動車販売店、三菱商事などを担当する。1980年~81年に、エジプトのカイロの大学に「アラビア語研修生」として留学。 2008年、理事自動車営業部長で役職定年を迎えると同時に、日本ゼネラルフードの専務に就任。2010年、同社代表取締役副社長に就任(現職)。 同社の営業部門、管理部門、M&Aの担当役員として、さまざまな業務の改革に尽力するかたわら、「一流の社員になるために」や「一泉ゼミナール」の講師を務めるなど、社員教育にも熱心に取り組んでいる。
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帯 東京海上ホールディングス 取締役会長 隅 修三 |
章の構成 / 読書指針
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