とかくビジネスでは「何をするか」が重要視されがちで、「何をすれば儲かるか」を経営者や起業家は血眼になって探す。
約半世紀の間、経営の第一線で戦い続けている経営者であり、経営コンサルタントとしての顔も持つ竹菱康博氏の著書『創業&経営の大学 ―トップは人たらしであれ』(さくら舎刊)は、そんな「常識」に一石を投じる。
自身が大切にしてきた経営哲学や、自身が主催する経営者塾で若手経営者に教えていること、これから起業する人に伝えたいことを、経験談を交えて綴るなかで、竹菱氏は「何をするかよりも誰とするか」という「ヒトの重要性」を強調しているが、この考えの根底にある哲学とはどのようなものか。全二回のインタビューの後編である。
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