米NYタイムズ紙の1面には毎日のように絵画、音楽、オペラなどアート情報が掲載され、読者である欧米のエリート層はそれを日常的にチェックする。欧米では感性や哲学的な思考の鍛錬としてのアートは、必須の教養なのである。
アートは宗教、民族性、歴史と分かち難く結びついていて、言葉にはない表現力と説得力を含んでいる。そこで、アートについての最低限の知識を知り、思考の材料として役立てるための1冊が『「アート」を知ると「世界」が読める』(山中俊之著、幻冬舎刊)だ。
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