世の中には幸せな家庭を築いている人もいれば、家庭生活が破たんし、離婚する人もいる。
「幸福の秘訣」や「夫婦円満の秘訣」は様々な場所で語られるが、「なぜ離婚したのか」「どう離婚に至ったのか」について語られることは少ない。多くの人にとって、これらは秘すべきことだ。
『ぼくたちの離婚』(角川新書刊)では、様々な男性たちの、きわめてプライベートでデリケートな離婚エピソードが語られている。そこにあるのは赤裸々なホンネと自己開示。しかし、これらはただの「ネタ」で終わることなく、本質的な問いを提示する。
「結婚とは何なのか?」
今回は著者の稲田豊史さんにインタビュー。この本に掲載されたさまざまなエピソードのウラ話や、取材で感じたちょっとした違和感、そして離婚を通してあぶり出される「結婚」についてお話をうかがった。その第二回をお届けする。
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